■泳げる人でも水難事故に遭う理由
夏休みの時期となると、
海や川へ泳ぎに行く人は多いです。
それと同時に水難事故も多発しやすいです。
それも、事故に遭う人は
泳げない人ばかりとは限りません。
多少泳げる人でさえ溺れることがあるのです。
何故だかがわかりますか?
それは、水泳での正しい呼吸の方法を
知らないためにからです。
知らないがために泳ぎの最中に誤って
水を飲みこんでしまうのです。
溺れないということは、単に水中へ
沈まなければいいわけではありません。
●背泳ぎが水難事故を防ぐ?
では、小学校や中学校の体育の時間では
泳いでいて息苦しくなった時は背泳ぎが
一番呼吸がしやすいということを
教えないのでしょうか?
これは、教えている学校はほぼないです。
何故なら、水難事故を防ぐ方法が
背泳ぎを覚えることではないと
学校側は十分わかっているからです。
そもそも、背泳ぎが水難事故を防ぐなんて
誰がそんな情報を流したのでしょうか?
恐らく、特定の誰かが
「平泳ぎは顎を上げて泳ぐので体力の消耗が早い」
「背泳ぎの体勢なら水面外から直接空気を取り入れやすい」
と考えたが故に広まったのでしょう。
確かに平泳ぎやバタフライとなると
体力を要するのでわかりますが。
●波がある場所では背泳ぎでも関係ない
プールなら比較的呼吸がしやすいかもしれません。
ですが、海や川といった波があったり
深い場所となるとそうはいきません。
まして、背泳ぎは呼吸がしやすい
泳法とは考え難いです。
コチラ↓の記事にも書きましたが、
背泳ぎは口に水が入りやすいのです。
背泳ぎが水泳で一番呼吸がしやすい?
何故なら、背泳ぎの姿勢は口の位置が
水面と同じ位置になりますよね。
そのため、流れや波があると
簡単に水が口に入ってしまいます。
だから、少し泳げるようになった人でも
海や川では溺れやすいのはこういうことです。
まして泳ぎが得意でない人がいきなり
綺麗な背泳ぎの体勢を維持するのは無理です。
そして、私たち人間は一度水を飲むと、
条件反射でさらに水を飲んでしまいます。
では水難事故を防ぐ一番の方法ですが。
泳げる泳げないに関係なく、
そもそもそういう場所に行かないことです。
可能であれば、ライフジャケットを
着用するようにしましょう。
ただし、これは穏やかな海・川での話。
海のど真ん中で荒れた嵐に遭えば
ライフジャケットを着用しても
助かる見込みはありませんから。
●背泳ぎは安全を確保した上で
先ほども書きましたが、水難事故に遭う
理由は泳げないか、泳ぐときに正しい
呼吸の方法を知らないからです。
呼吸は背泳ぎに限らず、クロールでも
バタフライでもなんでもです。
アナタが、背泳ぎが最も呼吸しやすそうと
最初に思われて練習しはじめたのでしたら
それはそれで仕方のない事です。
そう信じていたのですよね。
ですが、逆に言えば効率よく呼吸できれば
背泳ぎでも溺れずに済むのです。
背泳ぎと、その泳ぐ最中での呼吸の方法を
きちんと身に付けることで成し遂げられます。
これは、プロのスイマーにとっても、
口の中に水が入ることは危険とわかってるのです。
そして、プールなど足の着く場所で
練習することが望ましいですね。
そう、足のつかない場所で
無理に泳ぐことはないのです。
そして、背泳ぎで楽に泳ぐ為の呼吸法が
あるのですが、アナタも背泳ぎをモノにできるのですよ。
⇒背泳ぎとその呼吸法を知る
(メイン記事へ移行)